Vocal Ensemble歌譜喜 6th Concert
2020.11.12
18:30 開場 19:00 開演
北とぴあ つつじホール
主催:Vocal Ensemble 歌譜喜
プログラム
Michael McGlynn
Media Vita
スイスのザンクトガレン修道院の僧侶Notker Balbulus(c.840-912)の宗教詩に基づく、中世ケルト聖歌風の創作合唱曲。ANÚNAのレパートリー。
Nils Lindberg
Om sommaren sköna
スウェーデンのダーラナ地方の民謡で、17世紀にAndreas Walleniusによって詩が書かれている。北欧の短い夏の美しさを歌う抒情的な旋律。
Mia Makaroff
Lintu Lauleli Lehossa
フィンランドの抒情詩「カンテレタル」の一節を用いた創作曲で、民謡風の素朴な旋律があてられている。Rajatonのレパートリー。
Håvard Gravdal
Jeg Tenker Så Titt På Min Bryllupdag
ノルウェー・エステルダーレン地方の民謡で、結婚式にまつわる歌。ハリングフェーレというヴァイオリンに似た弦楽器の音をスキャットで歌っている。Pustのレパートリー。
Vitalij Neugasimov
Saulė sodą sodino
リトアニアのスタルティネスのアレンジ。作編曲家でアンサンブル歌手でもあるVitalij Neugasimovによる歌譜喜のための書下ろし編曲で、今回が東京での初演となる。
Pärt Uusberg
Muusika
現在世界的に注目されるエストニアの若手作曲家ウースベルク。エストニアの国民的詩人Juhan Liivの哲学的な詩による内省的で美しい作品。
Grete Pedersen
Nu solen går ned
17世紀ノルウェーの司祭であり聖歌作家であったSamuel Olsen Bruunによる夕べの祈り。グレーテ・ペダーシェンが編曲したオスロ室内合唱団のレパートリー。
Laura Jēkabsone
unaM udēB
ラトヴィアの有名な民謡「Bēdu manu(私の悲しみは)」の歌詞と旋律を逆から読むという変わったアレンジ。Latvian Voicesのレパートリーの混声版。
Soila Sariola
Pakkanen
フィンランドの冬の寒さをあらわした民謡。繰り返される素朴な旋律と、家畜を呼ぶ呼び声とが交錯する、Rajatonのレパートリー。
Frank Havrøy
Bia, bia lite bån
ノルウェー南部・ヴォス地方に伝わる子守歌。ゆったりとした3拍子のリフレインの間に、鳥の歌声をあらわす2拍子の中間部が挿入されている。
Joel Nilson
A Cradle Song
アイルランドの詩人・イェイツの詩による子守歌。e mollとA durがかわるがわる現れ、我が子への暖かなまなざしと一抹の寂しさが同居している。スウェーデンのアカペラグループVocadoのレパートリー。
Seppo Paakkunainen
Dálvi duoddar luohti (Talvitunturin joikha)
フィンランドの北方少数民族サーミに「ヨイク」と呼ばれる、意味のないシラブルで旋律形だけで物語を紡ぐ口承文化があり、それを真似た即興的な作品。
Per Indrehus
Lala deg, Ola
ノルウェー山岳地方の民謡。ダンス風の導入に始まり、わらべうた風の旋律がハーモニーを変化させながら繰り返し歌われる。
Michael McGlynn
Fionnghuala
スコットランドやアイルランドに伝わるマウス・ミュージック(ゲール語で「Puirt à beul」)という種類の楽曲で、ほぼ意味をなさない早口言葉の文章と合唱のリフレインで構成される。
Vitalij Neugasimov
Let it be
ビートルズの名曲を、「もしビートルズがルネサンス時代に生きていたら?」という仮定でマドリガル風にアレンジした一曲。歌譜喜のためのオリジナルアレンジで本邦初演。
Håverd Gravdal
Time after time
シンディー・ローパーの1984年のヒット曲。原曲よりもセンチメンタルなアレンジで、同音連続のヴォカリーズが時計の刻みを思わせる。Pustのレパートリー。
Anders Edenroth
It don't mean a thing
20世紀ジャズ界の巨人デューク・エリントンの代表曲。The Real Groupの超高速アレンジ!
Jussi Chydenius
Läksin minä kesäyönä käymään
谷本智子
小さな幸せ
田村幸代
Sachiyo Tamura
神奈川県川崎市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。同大学院音楽研究科修士課程声楽専攻修了。声楽を大島洋子、千葉道代、篠崎義昭の各氏に師事。グレゴリオ聖歌、ルネサンス及びバロック音楽の演奏法を花井哲郎に師事。これまでにモーツァルト《レクイエム》《戴冠ミサ》、シューベルト《ト長調ミサ》、ベートーヴェン《第九》、フォーレ《レクイエム》、プーランク《スターバト・マーテル》《グローリア・ミサ》など、数多くのオラトリオ及び合唱曲のソリストを務める。古楽から現代の作品まで幅広いレパートリーを持つ歌い手として、国内のみならずハンガリーやフランス、オーストリア、スロヴェニア、韓国など幅広い地域で演奏経験を積む。近年では日本歌曲を中心とした様々な公演を企画しており、新作初演も数多く行っている。2019年には、日本アコースティック・レコーズより1stアルバム『秋光』をリリース。ソリストとしてだけではなく、プロのアンサンブルシンガー、ヴォイストレーナー、合唱指導者としても活動中。
小林祐美
Yumi Kobayashi
長野県山形村出身。自宅でピアノを教える母親のもと、音楽に親しみながらのんびり育つ。中学、高校と合唱部に所属。国立音楽大学演奏学科声楽専修。大学在学中、松下耕氏が指導する女声合唱団ANGELICAにて海外コンクールなどを経験。また、少人数アカペラグループに所属し、コンテストやライブに参加。卒業後、プロ合唱団である東京混声合唱団に入団。定期演奏会、国内外からの依頼公演、青少年に向けた音楽鑑賞教室、レコーディングやTV出演等の活動を行う。最近では、山田和樹アンセムプロジェクトとして、オリンピックに向けて世界206曲の国歌を現地語で収録したCDを発売。現在、BS朝日「子供たちに残したい美しい日本のうた」(土曜日11時~)に合唱団や少人数アンサンブルとして出演中。
富本泰成
Yasunari Tomimoto
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。 世界で通用するトップレベルのアンサンブル歌手になるべく、大学を卒業してからは「Vocology in Practice」「Estill Voice Training」「フースラーメソード」などの様々な発声メソッドとアカペラのためのイントネーション理論を学ぶ。 2009年に創立された合唱団、harmonia ensembleの団員として、ヨーロッパを中心とした数多くの国際合唱コンクールや合唱フェスティバルへ参加した経験から、日本でも高いレベルのアンサンブル団体を作りたいと「Vocal Ensemble 歌譜喜」「八重桜」「emulsion」の3つの団体を主宰する。 主宰団体以外でも様々なジャンルでアンサンブル歌手として活動しており「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」「古楽アンサンブル コントラポント」「Salicus Kammerchor」「Ensemble Salicus」「vocalconsort initium」「ENSEMBLE XENOS」にメンバーとして参加。 東京混声合唱団レジデントメンバー。 発声を小久保よしあき、稲幸恵、角田紘之、Masayo Yamashitaの各氏に、声楽を菅英三子、渡辺健一、上杉清仁、川上洋司、赤沢啓子の各氏に、古楽演奏を花井哲郎、アカペラ・イントネーション理論を犬飼将博、合唱指揮を柳嶋耕太の各氏に師事。
佐藤拓
Taku Sato
昭和55(1980)年、岩手県生まれ。早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修卒業。在学中は早稲田大学グリークラブ学生指揮者を務め、フィンランド・バルト3国演奏旅行にて指揮デビュー。2005~06年、イタリア・パドヴァ(Padova)に渡り、Maria G. Munari女史(Rovigo音楽院教授)のもとで声楽を学ぶ。2006~2008年、World Youth Choir(世界青少年合唱団)の日本代表に選出され、ヨーロッパ各国、南アフリカ、ナミビアを周った。Japan Chamber Choir、Salicus Kammerchor、vocalconsort initiumのメンバー。東京稲門グリークラブ、日本ラトビア音楽協会合唱団「ガイスマ」、合唱団Baltu等の指揮者、特殊発声合唱団コエダイr.合唱団(Tenores di Tokyo)の歌手兼トレーナー、オルフ祝祭合唱団合唱指導。常民一座ビッキンダーズ座長。アンサンブル専門の歌手として幅広く活動し、The Cygnus Vocal Octet、Vocal Ensemble歌譜喜のメンバーとして1パート1人の精緻なアンサンブルを追求している。近年は日本や世界の民謡・民俗歌唱の実践と研究にも精力的に取り組んでいる。2018年ラトヴィア歌と踊りの祭典に参加、2019年イタリア・サルデーニャ島の伝統的ポリフォニー「テノーレス」を現地で学ぶなど、国際的に活動の幅を広げている。声楽を捻金正雄、大島博、森一夫、古楽を花井哲郎、特殊発声法を徳久ウィリアムの各氏に師事。
谷本喜基
Yoshiki Tanimoto
和歌山県田辺市出身。5歳よりピアノを始め、高校2年次に声楽に転向。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。大学在学中より、声楽を学ぶ傍ら器楽・声楽奏者の伴奏を数多く務める。現在は都内を中心に数々の合唱団の音楽監督・指導を務めるほか、指揮者、ピアニスト、またアンサンブル歌手、イングリッシュハンドベル奏者としても精力的に活動している。室内合唱曲から管弦楽付き大規模合唱曲、オペラまでレパートリーは幅広い。2019年3月に東京藝大内で上演されたオペラ《長安悲恋》(松下功作曲・湯浅卓雄指揮)では同大学在学・卒業生で構成された特別合唱団の指揮を務め、公演を成功に導いた。また同年 8月のPMF公演《千人の交響曲》(C.エッシェンバッハ指揮)においても合唱指揮を務めた。これまで声楽を鎌田直純、片桐直樹、吉田浩之、バロック歌唱・演奏法を大塚直哉、野々下由香里、ピアノを滝浪ゆかり、白石光隆、大野眞嗣、チェンバロを廣澤麻美の各氏に師事。Vocal Ensemble 歌譜喜、ヴォーカルアンサンブル カペラメンバー。プロ室内合唱団「Icola Chamber Choir」主宰。BHSミュージカル研究所講師。神奈川県川和高校合唱部インストラクター。日本フォーレ協会会員。コロナ禍における合唱活動の存続を考え、2020年5月にオンライン合唱団「Icola Remote Choir」を結成。8月に初Youtubeコンサートを開催し、多方面より好評を博した。現在は第2期の活動が続いており、2021年1月には第2回Youtubeコンサートが予定されている。
松井永太郎
Eitaro Matsui
青森県八戸市出身。中学時代に音楽の授業で観たドミンゴ演じるラダメスの映像に感動し、声楽家を志す。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。市川市文化振興財団第30回新人演奏家コンクール声楽部門にて最優秀賞受賞。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。東京二期会オペラ劇場において『ダナエの愛』4人の王&4人の衛兵役でデビュー。その後『ナクソス島のアリアドネ』トゥルファルディン役『ばらの騎士』公証人役『サロメ』ユダヤ人5で出演。またその他の団体において『魔笛』パパゲーノ・弁者・ザラストロ役『フィガロの結婚』フィガロ・バルトロ・アントニオ役『コシ・ファン・トゥッテ』グリエルモ・アルフォンソ役等で出演。フォーレ『レクイエム』ブラームス『ドイツレクイエム』モーツァルト『レクイエム』ドヴォルザーク『スターバトマーテル』ベートーベン『第九』ヘンデル『メサイア』バッハ『マニフィカト』など宗教曲のソロを勤める。シューベルト『冬の旅』シューマン『詩人の恋』のリートコンサートを開催。千葉ロッテ対日ハム戦の開会セレモニーでは国家独唱を務めた。声楽アンサンブルvox humana、salicus kammerchor、sound particles等に所属。二期会会員。
Vocal Ensemble歌譜喜
Vocal Ensemble KABUKI
「The King's Singersのような活動がしたい!」という想いのもと、2011年に結成されたヴォーカルアンサンブル。 メンバー全員が合唱・声楽を専攻しており、それぞれが指揮者・プロのボイストレーナーとしても活躍。主に都内を中心に活動し、自主公演・地方訪問演奏など質の高いアカペラアンサンブルにより好評を博す。第2回演奏会より作曲家への委嘱活動を行っており、今までに佐藤深雪、柳川瑞季、山中惇史、三宅悠太、Phillip Lawson、黒田賢一、Vitalij Neugasimovの各氏に新曲・編曲の委嘱を行った。 2016年3月に1stアルバム「GENE」、同年6月に2ndアルバム「JORD」、そして2017年4月には3rdアルバム「生きる理由」をリリース。
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