ギタリスト秋田勇魚さんが語る、作品の魅どころ・聴きどころ

最終更新: 6月15日

こんにちは!Todays Concert事務局です。

昨晩から配信を開始しているTodays Festival 2020 第4弾‼︎

今回は「"新"&"鮮"」のテーマで、長い歴史を歩んできた楽器達の魅力を鮮度高く表現する、新進気鋭の演奏家達が登場します。


中でも一際才能を爆発させるのがギタリストの秋田勇魚さん。

クラシック・ギター界にとどまらず、ジャンルを超えた音楽で更なる活躍が期待されるこれからが楽しみすぎるギタリストです!

本編動画はこちら


秋田さんに、演奏動画の聴きどころ・魅どころを伺いました。


聴きどころ・魅どころ①: ホールではなくスマートフォン、パソコンで聞く新しい演奏の形=ホールではできない世界観の構築


秋田さん:「美術館が好きでよく訪れるのですが、その度に自分が気に入ったポストカードやポスターを集めてきました。集めるだけでこれまで使う機会がなかったのですが、今回、はじめて自宅からオンライン動画を配信することになり、演奏動画の背景となる自宅の壁に飾ることしました。色使いも工夫します。画面の右側に青を基調とした絵を、左側には赤を集めます。例えば、中心にあるのが青のゴッホの絵。左が赤のモンマルトルの絵。その2つの絵を軸に関連のある色が施された絵を周囲に広げるよう飾っていく。色のほかにも猫や顔、といったテーマで関連づけていきました。



大雑把な色、というテーマと、細かな視点でみた顔や猫といったテーマの世界観。


更には、スーパーやデパートのポイントカードのように、日常感のあるものも間に入れてみたり。サバ缶のパッケージを切って貼ったり。ピンク色調が欲しくなって、チョコレートのパッケージにあったフラミンゴのイラストも飾ってみました。


ポイントカード


サバ缶パッケージ


カフカ


チョコレートパッケージ


猫(ナショナルギャラリーから)

コンサートホールではこのような世界感はなかなか作れなかったのではないでしょうか



聴きどころ・魅どころ②

コンサートホールとは違った、カメラによる自由な視点で演奏を楽しむ


秋田さん:「私たちがコンサートに行く時、その目的はお目当ての演奏家を見に行くことだったりしますが、会場では演奏家以外にも様々なものを見ています。演奏家の服装や手元や、ホールの雰囲気、正面に見えるパイプオルガン、などなど。お客さんは、移ろいゆく自由な視点を通じて、演奏を楽しんでいます。今回の動画では、固定されがちな視点から脱却しながら、演奏以外の価値や視点を盛り込んでいくことを意識しました。」



聴きどころ・魅どころ③

「生音ではない→価値が低い」ではなく「演奏と映像のマリアージュ」を表現する


秋田さん:「映像と演奏を結びつける演奏動画。異なるものを融合させるという部分に、演奏動画作成のエッセンスがあります。実際の曲には一見関係のないデパートのカードが見える。あえて異なるものを作品の背景とし用いることで、異なるストーリーが交わり、サウンドとビジュアルの相乗効果が生まれます。


ゴッホが生きていた時代にシューベルトが流れていたかはわかりませんが、一つの作品として、2つのストーリーを演奏を介してつなげると、絵のイメージがより豊かになり、逆に音楽も、絵を通じて立体感が増します。このように、動画でしか体験できない視点を持ち込むことで、家で聞く音楽として、日常に溶け込む自然な響きのクラシックギターを楽しんで頂きたいと思っています。」



音楽だけでなく、絵に興味がある方にもぜひ観ていただきたい、と、秋田さん。

ぜひ本編をご視聴ください。


きっと、今日という一日が、少しだけ豊かになりますよ。


本編動画はこちら


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